アメルとは一般津軽弁では食べ物が腐るという事を指すと思いますが、
私の地域の津軽弁での意味は少しネバネバしている、変な臭いがした状態を指している状態と私は認識している。
津軽の地域でも若干のニュアンスの違いはあると思いますが...
最近はアメル事が少なくなった気がしませんか?。私が小さい頃は、頻繁にアメデだ感じがします。
昔、二日目のあまりご飯を冷蔵庫にしまわずに、そのご飯でチャーハンにして食べた。
2時間後、下痢と嘔吐で失神した。この時が初アメデであった。
あっぱがら、こんな言葉を吐かれた。『したはんで、やめろって、しゃべったべさ』。
津軽ではアメルを使った津軽弁が進化と複合化している。
アメデラ。これはもう断定しています。
アメデマッテラ。アメデにまってらが追加。たぶん全体がアメデいるだど思います。予想以上にアメデラって事を指しています。
アメジャンタヤ。これ疑問形。なんとなく食べられないのではないかという予測です。でも人によっては大丈夫な人もいる。
アメデマルヨ。未来形です。このままいぐどアメデしまうという危機感。
アメルッテ。未来創造形。やめなさい、そごにおぐのはやめなさいという意味。
上級者の津軽弁は難解すぎる。さじ加減というかニュアンスを使い分ける感じが津軽弁のすごい所。
それに、いやな事や、やりたいくない事を指してアメルを使う事もあるのでややっこしい。
例えば、夏があまりに暑くて、頭がアメルでまって、仕事が進まないなどの言い回しをする津軽衆もいる。
本当に特異な言葉だと思う。
他県の方はほぼ理解できないと感じる。アメルという津軽弁を事前に学習していないと理解できないのだ。
アメル事が以前より減ってきているので。アメルという津軽弁が使われる頻度が下がっている感じがする(ルッタンのおじさんの肌感覚)
アメル事が減るという事は使われなくなるという事。このまま行くと絶滅するのではないかと危惧する。津軽の言葉の文化を大事に守って行きたいと感じます。
みんなアメデマルヨば、たんげ使ってけー。つかねばねぐなってまるよ。
アメデマルヨは絶滅危惧種に指定されています。
缶バッジは津軽鉄道さんとアスパムさんで販売してらよ。へば。
文:ルッタンのおじさん